新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について最近はTVの情報番組でも以前ほど取り上げられなくなりました。海外からの旅行客も実験的に受け入れています。海外ではノーマスクの人が目立ちます。風邪の一種なので大騒ぎしすぎだったと思いますが、インフルエンザとかと違う点は後遺症です。後遺症外来を設けている病院もありますが、大した治療はしていないようです。先日、栄養療法で治療実績の豊富なクリニックの関係者とコロナの後遺症について話をしました。コロナの後遺症で受診する人は、血液検査で亜鉛とビタミンDの不足の人が多いとのこと。亜鉛もビタミンDも免疫能維持に欠かせない栄養素です。またビタミンDは、新型コロナウイルスによるACE2活性の低下・ACE活性の上昇・アンジオテンシンII産生量の増加といった作用を抑えることで肺血管攣縮を抑制し、COVID-19の重症化リスクを低下させる働きも有しています。後遺症対策には、亜鉛、ビタミンD、タン白質を中心とした栄養アプローチを行っているそうです。感染予防にも当然亜鉛やビタミンDは有効です。