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男性不妊

2019年に生まれた子供の約14人に1人は体外受精で生まれており、不妊治療は当たり前の治療になってきました。昔は不妊症の原因は女性にあると思われていましたが、今は技術の進歩で不妊症の原因がかなり分かるようになっており、不妊症の原因の約半分は男性側にあると言われています。精索静脈瘤があったり成人してから流行性耳下腺炎(おたふく)になったりすると男性不妊の原因になります。また、薄毛治療や潰瘍性大腸炎の薬も男性不妊の原因になることが知られています。
栄養欠損でも男性不妊の原因になることはあまり知られていません。亜鉛を処方している産婦人科はよくありますが、ビタミンAを処方しているところは見たことがありません。産婦人科医は、ビタミンAの摂り過ぎは奇形のリスクになるから摂り過ぎないようにとなんとかのひとつ覚えのように妊婦さんに指導します。しかし、ビタミンAの代謝産物であるレチノイン酸は精巣機能維持や精子の成熟に欠かせないのです。
gdmクリニックでは過剰の心配のない天然のビタミンAを処方しています。ビタミンAを含めた精巣機能アップに欠かせない栄養素の処方で、精子の質を高める治療を行っています。