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切迫早産

妊娠中に切迫早産になる人がいます。正常の子宮は柔らかいのですが、切迫早産になると子宮頸部が短くなり子宮が硬く張ってきます(子宮収縮)。切迫早産では何らかの原因によって子宮頸管に炎症が発生し、それが子宮のは張り・子宮収縮を引き起こします。産婦人科的には安静や子宮収縮を抑制する薬の投与になるようです。
子宮頸部が短くなってくる原因としては、赤ちゃんの成長が盛んなためタンパク質の需要も増えて妊婦の筋肉も落ちやすく、子宮口も開きやすくなってくるのではないかと分子整合栄養医学的には考えます。実際血液検査をしてみると、妊娠中期~後期でアルブミンが基準値内にある人はまずいません。切迫早産の栄養アプローチとしては、抗炎症とタン白質の補充などになります。
とにかく妊娠中期~後期は赤ちゃんの栄養を大量に必要とする時期ですので、この時期にしっかりと栄養を摂取して母体の栄養状態を良好に保つことが重要です。