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摂取量が重要

保険の薬の場合、1日1粒~3粒程度で済むものが殆どですが、栄養療法の場合に数種類の栄養素を1種類につき3~6粒くらい飲んでいただかないといけない場合がよくあります。そうなると金額もかなり高くなるので、19年ほど前に栄養療法を始めた時はおっかなびっくり栄養素を処方していました。しかし、師匠の処方内容を見ると私の処方する量の数倍を処方していました。最初はなかなか思い切った量を処方できなかったですが、薬と違って多く処方したからといって副作用がでるわけでもないですし、逆にしっかり量を確保してもらった方が効果がでるということを実感するようになり、徐々に師匠のような思い切った量の処方ができるようになりました。
とにかく細胞の分子濃度が本来あるべき濃度に戻すことが治癒への近道です。そのためには、栄養素の量が重要です。ただ、市販の粗悪な栄養素の場合、含有量は同じでも分子量・溶解率・吸収率などに問題があり、分子濃度がなかなか正常化しません。また、細胞は一つの栄養素でできているわけではなく、複数の栄養素が協力しあって代謝を営んでいますので、不足している栄養素を全て補充しないと効果がでません。
栄養療法を初めてされる方は、栄養素の種類と摂取する粒数に驚く人が少なくありません。しかし、早く効果を出すためには処方案の通りに摂取していただくのが重要なのです。栄養素は細胞を構成する成分なので生体内分子と呼びます。栄養素はそのまま(一部肝臓で修飾される場合もありますが)細胞に利用され、解毒排泄する必要がないので薬のような副作用はありませんので、安心して摂取していただけたらと思います。