blog

起立性調節障害の診察の流れ

県外から受診される方が最近増えています。四国・関西地方だけでなく東北・北陸地方などからも受診されます。疾患としては朝起きられない中高生(世間では起立性調節障害と言いますが、私はこの診断名は正しくないので使いたくありません)の受診が多いです。もしgdmクリニックで治療する場合、どういう流れになるのかをお問い合わせいただくことが増えておりますのでブログでもお伝えしておこうと思います。
表情・しゃべり方・歩き方などを診たいのです。生活スタイルを問診している時に診断に重要な話を聴けることがよくあります。そして血液検査が何より重要。視診・問診・血液検査が重要なので一度はgdmクリニックを受診していただきます。血液データと血液解析結果・栄養処方案は遠方の方には郵送します。栄養療法をしようと思われる方はメールか電話で栄養素の注文をしてもらいます。単なる鉄欠乏だけなら1~2か月でよくなりますが、低血糖症を合併している場合は食事療法を徹底してもらわないといつまで経ってもよくなりません。よくなってしまえば受診されなくていいですし、よくなっても女子の場合は生理があるのでそのまま栄養素をある程度の量で維持される方もいます。再検査をする場合は3か月後を目安に行います。成長による栄養の消耗(栄養欠損)だけが原因なら驚くほど早く改善しますので、朝起きられずにお困りの方は大変でしょうが一度岡山まで足を運んでください。

 問診・診察・血液検査
 ↓
 結果を郵送
 ↓
 メールや電話で栄養素の注文
 ↓
 栄養素の摂取を3か月行う
 ↓
 必要に応じて血液検査