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排卵誘発剤が卵巣がんに関連か

卵巣がんは、非不妊治療群と比較して、体外受精群およびクエン酸クロミフェン治療群(排卵誘発薬)でそれぞれ有意に高いとされています。体外受精する場合、排卵誘発剤を用いた卵巣刺激をして採卵を行うことが多いです。つまり、排卵する回数が多いことが卵巣がん発症の一因になっている可能性があります。排卵するにもかなりエネルギーを必要とします。その際に活性酸素が大量に発生し、卵巣内の細胞を傷つけてしまいます。これが発癌の因子になっているのではないかと考えます。卵巣内の活性酸素の消去にメラトニンが有効とされており、不妊治療をしている産婦人科で卵子の質を良くする目的で処方されているのを見かけます。メラトニンも当然栄養からできます。アミノ酸・鉄・ビタミンBなどが材料として欠かせません。わざわざメラトニンのサプリメントを摂らなくてもこれらの栄養をしっかり摂取する大丈夫です。メラトニン合成に必要な栄養素やビタミンEなどの抗酸化物質を摂取する、などが卵巣がん予防に役立つのではないでしょうか。