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思春期に多い起立性調節障害

朝起きられなくなる病気(起立性調節障害という病名)は思春期に多いと言われています。それは確かなことですが、病態の理解が間違っているので小児科や内科では治りません。自律神経の調節障害が原因とされていますが、それは間違いです。原因を間違えて捉えている限り、正しい治療は行えません。思春期(成長期、栄養の需要が亢進している時期)になぜ起きやすいのか考えれば原因は分かるはずなのに、自分の頭で考えず教科書通りに治療をするから治るものも治らないわけです。病気や症状には必ず原因があります。その原因が何かを突き止めることが重要なのですが、今の保険診療ではこの症状にはこの薬、といったように対症療法をするだけで病気の原因を突き止めてそれに対して根本的なアプローチを行わないから治らないのです。栄養欠損が原因の症状や病気は薬では治りません。不足栄養素を至適量摂取する以外治る方法はないのです。