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断食(ファスティング)はダメです

10月になって3人の患者さんに断食をしようと思うと相談されました。もちろん即却下しました。1人はコロナワクチン接種の後遺症の人で免疫力をあげるために、1人は脂肪肝改善のために、残りの1人はアトピー性皮膚炎改善のために断食をしようと考えていました。断食を今風に言うとファスティングになります。神田正輝さんが激ヤセして病気説が流れていましたが、本人曰く断食をしているからだそうです。
断食の何がよくないかというと①免疫力が低下すること、②タン白質やビタミン・ミネラルが不足してしまうことなどです。腸管免疫という言葉があるように小腸粘膜は成人の免疫の主役を担っています。小腸粘膜のエネルギー源はグルタミンというアミノ酸です。断食するとグルタミンが供給されず小腸粘膜が疲弊し免疫能が低下してしまいます。人間の細胞は異化(壊される)と同化(作られる)を繰り返しています。タン白質は食いだめができない栄養素なので毎日一定量のタンパク質を摂取しないと同化=細胞を作り直すことができません。細胞は様々な代謝反応を営んでいますが、代謝には酵素と酵素を助ける補酵素・補因子が必要です。補酵素や補因子は各種ビタミンやミネラルが使われますし、酵素の基質はタン白質が使われます。
毎日一定量のタンパク質・ビタミン・ミネラルを摂取しつつ、砂糖の入ったものや炭水化物を控え目にすることをお勧めします。