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鉄欠&甲状腺機能低下症

倦怠感の原因として内科疾患でよく疑われるのが甲状腺機能低下症です。血液検査でTSH(甲状腺刺激ホルモン)やFT4(甲状腺ホルモン)などを調べればすぐに診断がつきます。TSHが高ければ甲状腺機能低下症です。倦怠感の原因は甲状腺機能低下症だということで一件落着かと思いきや、鉄欠乏を合併している人もいるので貯蔵鉄も検査しておかないといけません。甲状腺ホルモンの投与で甲状腺機能は正常化しても鉄欠乏が放置されていると倦怠感はなくなりません。先日も甲状腺機能低下症と極度の鉄欠乏(フェリチン測定不能)を合併している女性がいました。
一般的な内科では、貧血(ヘモグロビンが低下)で倦怠感が生じることは認識されていますが、フェリチン値が低いだけで倦怠感が生じることをあまり認識されていません。甲状腺機能低下症の治療を受けてホルモン数値がよくなっても倦怠感が残っている場合は鉄欠乏が隠れている可能性があります。