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本当に効果のある薬や治療法なら保険適応になるはずだが、保険適応になっていないのは「治療効果があるというエビデンス(証拠)がないから=効果がないからだ」という論法を使う医者がいます。大半の治療方法はその通りだと思います。しかし、薬として保険適応されるには、臨床試験(治験)などを行い、独立行政法人医薬品医療機器総合機構がデータの正当性や安全性に問題がないかなどを厳しく審査(通常1〜2年)し、厚生労働省に認可される必要があります。治験に莫大な費用がかかります。また天然の栄養素は特許がとれないので誰でも作ろうと思えば作れますので、製薬会社としてはうまみがありません。また薬として認可されるには2年間品質が変わらないことが条件とされますが、天然の栄養素は時間とともに栄養価が下がります。合成のビタミンAやEは力価が下がらないように細工ができますが、天然のものはできません。鉄欠乏性貧血の治療はヘム鉄で行う方がフェリチンの上昇が速やかですが、保険適応になっているのは非ヘム鉄のみです。栄養欠損の程度は個人個人ちがいますし、栄養の吸収には個人差がかなりありますので、データが改善するだけの量を摂取しないと治療効果がでません。しかし、保険診療では処方できる量の決まりがあります。
保険の薬で治療がうまくできる病態については保険の薬に頼ればいいと思いますが、薬では根本的に改善しない病態に関しては栄養素の力を借りた方がいいと思います。