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私は妊娠さえすればいいと言う考えではなく、母子ともに健康な状態で満期出産を迎えることはもちろんのこと、母親の産後鬱や乳児湿疹の予防、赤ちゃんの脳神経の成長など出産後のことも見据えて栄養処方をしています。赤ちゃんにとって妊娠はスタートに過ぎず、ゴールは天寿を全うする80歳代だと考えています。母体が栄養不足だと赤ちゃんの肥満遺伝子にスイッチが入ってメタボの将来なりやすくなります。メタボは高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症の原因になります。
卵巣機能維持や着床・妊娠継続にビタミンDが必要です。不妊で栄養療法を受けている患者さんにはみなさんビタミンDを摂取していただいております。以前にブログでも日本人の殆どがビタミンD不足に陥っています。人は日光にあたることでビタミンDをつくることができますが、おなかの中にいる赤ちゃんはビタミンDを作れません。お母さん経由でビタミンDをもらわないといけません。妊娠中に母体がビタミンD欠乏の場合、赤ちゃんはビタミンDの貯金をすることが殆どできずに生まれてくることになります。ビタミンDは骨の成長、免疫能維持、粘膜健全化などに欠かせない栄養素です。妊娠中の母体の栄養摂取が非常に重要になってくるわけです。妊娠された方こそ栄養療法を行っていただきたいです。