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特殊な起立性調節障害

小学校高学年~高校の児童・生徒さんでふらつき・めまい・倦怠感などで登校できない子が非常に多いです。小児科や内科を受診すると起立性調節障害と診断されることが多く、血圧を上げる薬や漢方薬を処方されます。しかし、薬を飲んでも症状は改善しません。症状の原因はエネルギー産生不足だからです。成長期に骨が急激に伸び筋肉を発達し循環血液量も増えますので、鉄が大量に使われて鉄欠乏に陥いるためにエネルギー産生が低下してしまい学校に行けなくなります。殆どの子はヘム鉄の至適量摂取で症状は改善します。
もともと鉄の貯金はそんなに少なくないのに症状が強い子、鉄の貯金が増えたのに症状が改善しない子がごくまれにいます。そういう場合は、鉄以外の栄養不足でミトコンドリアでのエネルギー産生がうまく行っていないのではないかと考えます。ミトコンドリア活性化の栄養アプローチを行うと症状が改善してくることをよく経験します。
起立性調節障害と診断されたから全ての子が鉄欠乏が原因とは限りません。低血糖症が原因の場合もあります。ですから親御さんは自己判断でネット等で鉄を買ってお子さんに飲ませないようにしてください。市販のヘム鉄や保険の鉄剤では鉄欠乏の改善は期待できません。またアメリカ製のキレート鉄は危険です。分子整合栄養医で血液検査をきちんと受けることが大切です。原因をまず突き止めないと症状が同じでも治療方法は全く違ってきます。また治療に使えるヘム鉄を製造できている会社はごくわずかしかありません。医療機関取扱いのサプリメントでも含有量が少なかったり非ヘム鉄を混ぜたりしているものもあります。
標準治療してもいっこうに症状が改善しないとのことで東北、北陸、関東からも受診される方が多いです。的確な診断をすることが何より重要なので遠方の方も一度岡山まで受診してください。