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gdmクリニックには他院でよくならなかった患者さんがよく受診されます。そのため既に薬を処方されてしまっている人が殆どです。最近中学生や高校生によく処方されているなーと感じる薬がアリピプラゾール(ジェイゾロフト)です。アリピプラゾールは統合失調症の薬ですが、起立性調節障害の生徒さんによく処方されています。朝起きやすくする、うつ症状を改善させる(起立性調節障害と診断された生徒さんの多くにうつ症状を合併している)、などが処方目的のようです。成長期の児童・生徒の朝起きられない一番の原因は鉄不足によるエネルギー産生低下です。鉄は心を安定させるセロトニン合成にも欠かせないので、朝起きられない子にうつ症状・意欲の低下などの精神症状がでるのは当たり前のことです。しかし、小児科・内科・心療内科と領域別の診療をするので精神症状は心療内科で診たもらってください、ということになっていまします。意外とやっかいな治療をするのが総合診療科です。大学の総合診療科でも起立性調節障害の生徒さんに(私からみれば単なる鉄欠乏ですけど)アリピプラゾールを処方しているケースに遭遇します。総合内科といえども薬物治療しか方法がないのでこんなことになってしまいます。やはり医学部で分子栄養学の講義をして、全ての医師が栄養と細胞の働きの関係性を知っておくべきです。ちなみに米食品医薬品局(FDA)は、アリピプラゾールについて、服用に伴う強迫性あるいは制御不能な賭博、過食、買い物、性行為の衝動リスクが見られるとの安全性情報を出しアリピプラゾールの添付文書と患者向け治療ガイドに、これらの衝動制御障害について警告を追記するよう指示しているそうです。
抗精神薬には強い副作用が多いのといったん内服しだすと断薬が難しい場合が多いので、朝起きられない症状(起立性調節障害)+うつ症状や意欲の低下などの精神症状がある場合は、心療内科や総合診療科には行かずに即栄養療法医の診察を受けてください。