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成績が上がりました

倦怠感を主訴に来院した男子高校生のお話です。高2で背の伸びが止まっていたので鉄欠乏以外の原因かなと最初は考えていましたが、血液検査で鉄欠乏を認めました。ニキビも目立っていたのでエネルギー産生アップと皮脂分解促進も期待してビタミンB群も鉄にプラスして処方しました。先日再検査に来られた時に症状はどうですかという問いに、「前より元気になりました」とのこと。お母さんはニキビもだいぶよくなったとのこと。採血の際にナースには「試験の順位があがり成績がよくなった」と伝えていたそうです。
鉄不足で記銘力・計算力・思考力低下はよく見られる症状です。またビタミンB群は頭脳労働に欠かせない栄養素です。倦怠感とニキビ改善で処方した鉄とビタミンB群の副作用で成績が上がったと言うわけです。主作用とは期待した作用・現象のことで、副作用とは本来の目的とは違う現象が起きることを言います。例えば降圧剤なら主作用は血圧を下げること、副作用は浮腫、と言った感じです。薬の副作用はよくない現象が現れることが殆どですが、栄養素には薬のような悪い副作用はなく、副作用が起きたとしてもそれはよい現象が現れてくれるのが栄養療法のよいところです。