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成人男性には鉄欠乏の人はあまりいません。鉄の需要やロスが多くないからです。しかし、男性でもたまに鉄不足の人がいます。成人男性で鉄が不足している場合は、消化管からの出血が心配です。胃癌や大腸癌があると微量出血が起きて鉄欠乏になることがあります。あと胃にピロリ菌感染があっても鉄欠乏になる場合があります。ですから成人男性で鉄欠乏の場合は胃や大腸の内視鏡検査をお勧めしています。あと血液を失う原因としては鼻血、痔出血です。毎日鼻血が出ていたという患者さんもいました。気をつけないといけないのが献血です。世のため人のためと思って行っていた献血が鉄欠乏の原因だった男性もいました。ヘモグロビンが基準範囲内にあっても貯蔵鉄が低い男性は献血をすべきではありません。フェリチンが200ng/ml以上あれば献血しても問題ないでしょう。女性の献血は論外です。