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よく勝手に自分で診断名をつけて予約や受診をする人がいます。今日はどういう症状で受診されましたかと尋ねると、「貧血です」、「脂肪肝です」、「副腎疲労です」などと病名を言います。血液検査で貧血をどこかで指摘されたのですか?と尋ねると「いいえ、ふらっとするから」。超音波で脂肪肝と診断されたのですか?と尋ねると「いいえ、体重計で体脂肪率が30%を超えているからです」。「ネットで検索していたら副腎疲労の症状と自分の症状が似ているから」。私が知りたい情報は、自覚症状と他の病院で検査をした結果です。患者さんが勝手に思い込んでいる病名は聞いても正しくない場合が殆どです。AIに症状を伝えると勝手にAIが可能性のある病名を挙げてくるそうですが、間違っていることも少なくありません。単なる鉄欠乏なのに副腎疲労や更年期だと勘違いしている受診される人もかなりいます。
めまい、朝起きられない、意欲の低下、気分の落ち込み、月経周期が長い・不規則、体重が半年で何kg増えた・減った、食欲がない、ゲップがでる、などの症状を教えてもらい、そこから疑わし病名を考えて検査項目を決め、最終的には血液検査や画像検査などから病名をつけていきます。
副腎疲労の人はそんなに多くいないと思っています。まずは、基本的な血液検査をして鉄欠乏があればまずそこを是正することが重要です。基本的な血液検査をしても異常がはっきりしない場合は、低血糖や副腎疲労の可能性があります。そういう場合は専門医で詳しい検査(唾液中コルチゾール測定6回法など:gdmクリニックでは実施していません)を受ける必要があります。血液のコルチゾール検査はあてにならないことが多いです。