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母乳

WHOは、母乳で育てることを推奨していますし、お母さんの多くも母乳で育てたいと思っている方が多いようです。確かに母乳には人工乳に含まれていない免疫グロブリン、ラクトフェリン、リゾチームなどが含まれており感染予防に大きな役割を果たしています。また、初乳の色は黄色っぽいですが、細胞分裂や細胞の分化誘導に欠かせない亜鉛やビタミンAがたっぷり含まれているのであのような色になります。
しかし、妊娠中に栄養状態が悪かった場合、産後も当然栄養状態は悪いままなので母乳の栄養価が低くなります。ですから、栄養欠損のお母さんの場合、母乳にこだわり過ぎると逆に赤ちゃんの成長が妨げられたり乳児湿疹やアトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルが起きてしまったりしまいますので、混合や人工乳で育てた方がよい場合も少なくありません。
妊娠前、妊娠中、そして産後もそれぞれの時期に血液検査を受けて必要な栄養素を摂取しておくと栄養価の高い母乳がでます。いい母乳をあげたい場合は出産前から準備しておく必要があるのです。栄養価の高い母乳をあげたいと思っている方は是非分子整合栄養医にご相談ください。