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乳児湿疹の治し方

赤ちゃんは生後2,3週~数か月くらいで湿疹がですことがよくあります。赤ちゃんは皮脂の分泌が多いので毛穴のつまりがあると皮脂がつまって炎症を起こします。また、皮膚の分化が正常になされないと皮膚がカサカサしてきます。皮脂の分解にはビタミンB群が欠かせません。毛穴のつまりはビタミンA不足が原因です。皮膚の分化が正常になされないのは、ビタミンAや亜鉛の不足が原因になります。いい初乳には、ビタミンAや亜鉛などが多く含まれていますが、妊娠中に栄養不足だったお母さんは、母乳にいい栄養に含まれません。ですから乳児湿疹は母乳の栄養不足が原因と言っても過言ではありません。
不妊症の治療で以前通院されていたお母さんが、自分の赤ちゃんが湿疹がでたので小児科を受診したけれどステロイドを塗りなさいと言われたので塗りたくないからgdmクリニックに相談に来ましたと言って受診されることがあります。乳児湿疹の原因は栄養不足が原因なので、赤ちゃんには亜鉛華軟膏を処方するだけしています。あとはお母さんに亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群などを飲んで母乳にこれらの栄養をしっかり含有させるようにしてくださいとアドバイスします。この方法で殆どの赤ちゃんの湿疹は改善します。湿疹、皮膚炎の治療は最初が肝心です。いかにステロイドを塗る期間を短くするか、皮膚に不足している栄養素を補給して強化するかにかかっています。