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ベピオやデュアックでは大人にきびは治りません

大人ニキビでお困りの方がよく当院を受診されます。たいていの方は既に皮膚科で治療を受けられていますが、効果が乏しいので治療を止めたと言われます。皮膚科ではダラシンやアクアチムなどの抗菌剤、ビタミン剤、漢方薬がよく処方されています。最近では、ベピオ(活性酸素によるアクネ菌の殺菌と角層剥離作用)やデュアック(ベピオと抗菌剤の合剤)などを処方されている人が多いようですが、これらは角層剥離作用が主な作用なので角層が剥けて顔がひりひりと痛みますので、痛いのでやめたという人が多いです。
大人ニキビの原因ですが、角化異常(皮脂腺の詰まり)・皮脂分泌過剰・皮脂分解能低下・コラーゲン脆弱化などが複雑に関与しています。まずおおもとの皮脂の過剰分泌を抑える必要があります。皮脂の過剰分泌の原因ですが、糖質の摂り過ぎ・腸内細菌叢の乱れ・ストレスなどが原因なので生活習慣を改める必要があります。具体的には糖質の制限(砂糖やパンを控える)、善玉菌を増やすプロバイオティクスの摂取、ストレスコントロールなどを行わなければ皮膚科の薬だけではなかなか難治性の大人ニキビは治りません。その他にはヘム鉄・ビタミンA・高容量のビタミンB群摂取なども必要になることもあります。
大人ニキビでお悩みの方は是非分子整合栄養医にご相談ください。