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異化と同化

人間の細胞は古くなると壊され新しいものに作り替えられます。壊れるのを異化、つくられるのを同化といいます。成長期の子どもは同化が活発ですし、高齢者は同化のスピードが落ち異化の方が亢進しています。成長期の子どもは身体の維持プラス成長のためにより多くの栄養をを必要とします。また妊婦さんや病気や怪我で傷ついた細胞を新しい細胞に作り替える必要がある大人も同化のために栄養がより多く必要とされます。精神的ストレスや手術などによる肉体的侵襲がある場合も、細胞が壊されますので修復のために栄養がたくさん必要になります。
大人が健康を維持するためにはできるだけ異化と同化を同じにしないといけません。つまり同化のために必要な栄養素をしっかり確保することが重要です。断食や不適切なダイエットは同化のために必要な栄養が不足します。特にタンパク質はくいだめができない栄養素なので毎日一定量食べないといけません。また、小腸を維持するためにもグルタミンというアミノ酸の摂取が欠かせません。糖質制限のしすぎも異化亢進の原因になります。