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肌荒れは薬では治りません

肌荒れで困っているので受診したちという電話が時々あります。「薬ではなく栄養で治療します」と説明すると、「薬で治療する皮膚科に行きます」と言われる方もいれば、栄養療法を希望される人もいます。しかし、肌荒れは薬では治りません。肌荒れで皮膚科を受診すると、ステロイドをだされてしまいます。テロイドを塗ってしまうと皮膚萎縮を起こし、結果的には肌が悪化することが多いです。
人間の身体は全て栄養でできています。皮膚を維持するには、タンパク質・ビタミンA・ビタミンB・亜鉛・鉄などが欠かせません。これらの栄養素が不足すると、乾燥したり、湿疹がでたりします。皮膚のバリア機能が低下すると異物が侵入しやすくなり炎症を起こしやすくなったりもします。ステロイドは免疫抑制剤なので皮膚の赤みや痒みは一時的に抑えてくれますが、塗るのを止めるとまた悪化しますし、皮膚萎縮や皮膚免疫能破たんといった副作用で皮膚を不健全にしてしまいます。
朝食べない、麺類やパンなどの炭水化物中心の食事、肉や魚をあまり食べない、甘いものをよく食べる、といった食生活をしていると当然皮膚に影響がでてきます。肌荒れにお困りの方は、食生活を見直してみてはどうでしょうか?それでもなかなか改善しない場合は、分子整合栄養医に相談されるのがよいかと思います。