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なぜ子宮をとる必要があるのか?

子宮筋腫で子宮全摘をされている人がけっこういます。子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受けるので、閉経すれば自然と小さくなりますが、30代~40歳前半とかの若い方が、閉経までまだかなり時間があるので、貧血が顕著な場合は仕方なく摘出しないといけないケースも稀にあるかもしれません。しかし、閉経が近づいてきている40歳後半の方でさほど貧血もないのに、筋腫が大きくなったからといって全摘を勧める婦人科医が多いのには驚きます。麻酔、手術にはリスクがつきものです。閉経が間近ならば薬の服用で対処すればいいのではないかと私的には思います。もしくは、筋腫のみを核出するか。
保険適応にはなっていませんが、UAE(子宮動脈塞栓術)という選択肢もあります。UAEとは、太ももの付け根の大腿動脈を刺してカテーテル子宮を栄養する子宮動脈にまで進め、塞栓物質を注入して、筋腫の血流を止める治療法です。筋腫に血流が行かなくなるので小さくなります。ただ、新しい栄養血管ができればまた筋腫は大きくなりますが、手術で子宮を全部取ることに比べればはるかに侵襲が少ない治療です。