「若いうちから、腎臓検診」というテレビCMを最近よく見かけます。CKD(chronic kidney disease:慢性腎臓病)になる人は成人の8人に1人だそうです。gdmクリニックは受診される方が若い方が多いので腎機能が悪い人は殆どいません。50歳を過ぎてくると、健診でタンパク尿を指摘されたという人がちらほら出てくる程度です。CKDの原因は、メタボが関係していることが多いようです。内臓脂肪が蓄積(メタボ)すると、脂肪細胞から悪い物質が分泌され、高血圧症・高尿酸血症・糖尿病などを引き起こします。これらの疾患は血管にダメージを与えるので腎臓の血管が障害をうけて腎機能が悪化していきます。ですから若いうちからCKDになりにくいので若いうちからの検診には?です。また項目数の少ない職場の健診でも尿検査はあるのでこれで十分かと思います。ただタンパク尿がでだしてからでは遅いので、若いうちから食生活を正し、適度な運動をすることで内臓脂肪蓄積を防ぐことが何より重要です。