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栄養療法もどき

他院で栄養療法をうけるも改善しないとのことでgdmクリニックを受診される方が結構います。栄養療法を謳っていてもやっている治療内容は?のところが少なくありません。フェリチンが80ng/ml以上ある閉経している女性に鉄のサプリメントを処方していたところもありました。鉄欠乏の人に保険の鉄剤を処方しているところもあります。
保険診療は規則が細かく決まっているので同じ薬を処方すると日本全国同じ料金になります。大腸の内視鏡検査もうまいDr.がやっても下手なDr.(回盲部まで到達できない医者も結構います。)がやっても料金は同じです。差別化を図るために自由診療を取り入れるクリニックが最近増えています。その一つが栄養療法です。分子整合栄養医学は医学部で教えられないので、自分できちんと勉強しないといけません。しかし、分子整合栄養医学は奥が深くそう簡単に習得でるものではありません。多くのDr.は血液検査解析と栄養処方を外部に委託しています。つまり、データが自分ではちゃんと読めない、栄養処方もできないのです。ある患者さんが、先生にいろいろ聞いてもきちんと答えてくれず意思疎通がうまくいかなかったと言われていました。自分でデータを解析し栄養処方をしていないから答えられないのも当然のことです。
他院で栄養療法をうけても症状が改善しない方は是非ご相談ください。