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妊娠ビタミン

ビタミンEはトコフェロールともいいます。トコフェロールとは、ギリシャ語で「分娩を引き起こす水酸基」と言う意味です。不妊のラットに与えたところ妊娠したことからついた名前です。ですからビタミンEのことを妊娠ビタミンとも言います。
ビタミンEには、卵巣の重量を増す=卵巣機能を改善させる、排卵を促進させる、黄体を増加させる、といった作用があります。その他にも血流を良くする、酸化を防ぐ、といった作用もあります。男性もビタミンEが不足すると精巣の萎縮が起きることがあります。また、ビタミンEは下垂体や副腎などのホルモン産生臓器に多く必要とされていますので、不足するとホルモン産生がうまくいかなくなる原因になります。
ビタミンEにはトコフェロールとトコトリエノールの2つの型があり、それぞれにα、β、γ、δの4種がありますので、計8種のビタミンEが天然には存在します。市販されているビタミンEは合成か天然型のものが殆どで、天然であってもαトコフェロールしか含有していません。8種類の天然ビタミンEを摂取する方が妊娠にも効果的です。